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「アオザイの国へ」 -キャスターが見たベトナムの10年−  宮川 俊二著

アオザイの国へ
−キャスターが見たベトナムの10年

宮川俊二著
定価(本体 1,600円 + 税)


今、ベトナムブームである。

ベトナムを訪れて、そのうわさ以上のパワーに
驚かない人はいないだろう。
日本からの年間観光客も15万人を超えるという。
が、10年前のベトナムを知る日本人は少ない。

宮川氏は、その数少ない日本人のひとりである。
ベトナムが、まだ戦争の傷跡の癒えぬまま苦しんでいた頃、
NHKの取材班として、日本からベトナムへ中古ミシンを送る市民運動
の取材に同行し、体制が厳しく自由行動もままならない中、
当時の人々の深い苦悩と小さな歓びにふれた時代の目撃者である。
ドイモイ政策が始まり、それからのベトナムの驚異的な変貌・・・。
宮川氏は、ベトナムの10年をキャスターの目で捕らえ、
今のベトナムを陰で支えてきた人達の真の姿を紹介している。

他の誰にも書くことのできないベトナム。

最もリアルで熱いベトナム最新事情。2002年1月発売。

内容説明
NHK時代にベトナムの特集番組を担当したことがきっかけで、 日本で使われなくなったミシンを送る運動にかかわった宮川俊二。 ベトナム戦争後の貧困にあえいでいた時代から、今日の観光ブームまで…。 長く被支配にありながら、たくましく生きてきたベトナムの人々、 希望に燃える新しい国の形を 現役キャスターとして、 ベトナムと身近に接してきた一人間として綴る。

目次
第T章 1989年――海を渡った800台のミシン
第U章 1990年――ベトナムとカンボジアの間で
第V章 1993年――日本語学校
第W章 1997年――進むリゾートの開発
第X章 2001年――観光化するベトナム
第Y章 NOW――――平和な時間を

著者紹介
1947年 愛媛県宇和島市生まれ。
1970年 早稲田大学第一文学部卒業後、NHK入局
1993年 退職後フリーとなりベトナムなどで充電
1994年以来、フジテレビで「ニュースJAPAN」「スーパーニュースWEEKEND」などのキャスターをつとめる。