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第3回 プラスチック産業
“技術者育成支援”セミナー
2012年10月19日、22日~24日 ミントランにて



HTV7 Television
中部経済新聞

日越プラスチック産業協会のワークショップ
第1回 - 第2回 - 第3回 - 第4回 - 第5回

プラスチック産業“技術者育成支援”セミナー
第1回 - 第2回 - 第3回 - 第4回 - 第5回

2012年10月19日23日にトリ・ユンビジネススクールは日本国際協力機構(JICA)、アジア技術協力ネットワーク(ATCN)、ホーチミン市投資貿易促進センター(ITPC)と協同で、第3回ベトナムのプラスチック産業の技術者育成支援のセミナーを開催した。これは、日本からのプラスチック業界の開発協力を目的とし、管理者や専門技術者への知識と技術伝授の機会を促進する特別支援研修プログラムである。 



プログラムは10月19日~23日の3つの研修構成からなり、企業の製造及び技術支援が行われた。研修プログラムは、現在のベトナムプラスチック産業の当面する問題点と対策に焦点を当てた。主な項目は、押出パイプとシート・プレート、パイプ施工技術、射出成形「CAE」、射出工場における省エネ対策についての紹介、さらに、射出成形品の主な不良原因と対策、付帯機器の活用に依る低圧成形化、雨水貯留浸透システムとプラスチック製品、低圧条件の生産に関する機械設備、プラスチック加工における滑剤の役割、日本におけるエンプラ射出成形及びCAEの活用実績である。

現場実践指導で、実に参加者にとって有用な情報を提供し、実際の需要を満たすものとして、技術的なレベルを向上させ、プラスチック事業の管理方法を改善する。プログラムはホーチミン市のプラスチック業界開発支援のために役立つ。

【主催者挨拶】
<NICD:ユン社長>
ベトナムは技術者の評価が低い。 此れからの発展には技術者育成が肝心日本の専門の技術者をお招きしている。 技術取得に努力して下さい。

<ATCN:長谷川理事長> 
セミナー開催の実現に感謝。
世界不況下の中、ベトナムのプラスチック業界活性化の協力
をしたい。
利益の出るビジネスに成長させたい。ベトナムのプラスチック業界は、5年間で生産量を160万トンから400万トンへと驚異的な伸張を達成した。今回のセ ミナーも日本のトップレベルの技術者が、
50年の経験・歴史を元に分野別の「ステップUP技術の講義」
を行う。

<JICA:石田所長>
JICAは、ODA援助を企画する国際協力機構。
ベトナムには、1992年本格支援開始以来20年。日本の重要なパートナーとなっている。昨年は、1600億円を援助している・・・ベトナムにとって最大の支援国が日本。2020年にベトナムは工業立国化を目指し、大きく5つの戦略を持っている。プラ加工技術が、その5つの戦略を下支えしてくれる。セミナーでは、世界トップレベルの加工技術を紹介する。また、企業現場を訪問し、実態に即したアドバイスを提供し、利益向上にも協力をする。

<JETRO:安住所長>
JETROは日本企業の海外進出を支援する組織。目的の為、
予算の半分はベトナム企業にも直接投資する。日本の進出企業の困窮点は、現地企業の力不足。
技術保有現地人を渇望している。NICD社のユン社長は、日本総領事館が表彰した 初めての人で、此の素晴らしい環境下で、種々の先進技術習得を期待する。

長谷川理事長より
ベトナム技術者:技術認定制度の説明 
・今回のプロジェクトを受講し、高レベル技術習得者に成った方に、
認定証を授与する。 

特別報告 伊津野JICA:SVより
・JICAシニアボランティアの報告・・・派遣先での指導内容は、
5S管理:40%、生産管理:28%、



• セミナー1日目 10月19日(金)
講師及び講義項目:

長谷川 正氏
テーマ1-1: 「ベトナムプラスチック産業の当面する問題点と対策」
テーマ1-2: 「事業の役割(プラスチック配合、マスターバッチ、コンパウンド)」 

堀井 万平氏
テーマ1-3: 「押出パイプとシート・プレート」
テーマ1-4: 「パイプ施工技術」



































• セミナー 2日目 10月22日(月)
講師及び講義項目:

堀内 義康氏
テーマ2-1: 射出成形「CAE」とは
テーマ2-2: 「射出工場における省エネ対策」



藤本 博氏
テーマ2-3:「射出成形品の主な不良原因と対策」
付帯機器の活用に依る低圧成形化
テーマ2-4:「雨水貯留浸透システムとプラスチック製品」
























• セミナー 3日目 10月23日(火)
講師及び講義項目:

藤城 啓氏
テーマ3-1:「プラスチック加工における滑剤の役割」

増田 明弘氏
テーマ3-2:「日本におけるエンプラ射出成形及びCAEの活用実績」

高橋 南海氏
テーマ3-3:「ベトナムプラスチック技術者の日本研修制度の紹介」






















• 10月24日(水) 
日本の製造企業見学
受講生は、滅多に見られない「日本からの進出企業」の見学を通し実践教育を受けた。 

福山合成 株式会社(ベトナム)
説明者:松本社長、佐藤工場長 
・12年前に進出。ベトナムで配電盤や車両部品を主に成形&組立。日本へ輸出するものが多い。
・授業員350名(90%が女性) 30~85トンまで30台余保有。














ベトナム三光金型株式会社
説明者:(本社)増田社長、(現地)中島社長、石川工場長
金型~成型~組立の一貫生産が可能。 従業員160名
・ATCNの「技術認定制度」実技編・・・研修生を預かり、実地指導を行う。
・携帯電話充電器セットが儲け頭・・・原則として生産品は日本に輸出。
・車両部品:隙間埋め部材・・・ジェル様樹脂を成形~装着~車体塗装時の乾燥熱で樹脂品が膨満する。









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