2012年10月19日~23日にトリ・ユンビジネススクールは日本国際協力機構(JICA)、アジア技術協力ネットワーク(ATCN)、ホーチミン市投資貿易促進センター(ITPC)と協同で、第3回ベトナムのプラスチック産業の技術者育成支援のセミナーを開催した。これは、日本からのプラスチック業界の開発協力を目的とし、管理者や専門技術者への知識と技術伝授の機会を促進する特別支援研修プログラムである。
プログラムは10月19日~23日の3つの研修構成からなり、企業の製造及び技術支援が行われた。研修プログラムは、現在のベトナムプラスチック産業の当面する問題点と対策に焦点を当てた。主な項目は、押出パイプとシート・プレート、パイプ施工技術、射出成形「CAE」、射出工場における省エネ対策についての紹介、さらに、射出成形品の主な不良原因と対策、付帯機器の活用に依る低圧成形化、雨水貯留浸透システムとプラスチック製品、低圧条件の生産に関する機械設備、プラスチック加工における滑剤の役割、日本におけるエンプラ射出成形及びCAEの活用実績である。
現場実践指導で、実に参加者にとって有用な情報を提供し、実際の需要を満たすものとして、技術的なレベルを向上させ、プラスチック事業の管理方法を改善する。プログラムはホーチミン市のプラスチック業界開発支援のために役立つ。
【主催者挨拶】
<NICD:ユン社長>
ベトナムは技術者の評価が低い。 此れからの発展には技術者育成が肝心日本の専門の技術者をお招きしている。 技術取得に努力して下さい。
<ATCN:長谷川理事長>
セミナー開催の実現に感謝。
世界不況下の中、ベトナムのプラスチック業界活性化の協力
をしたい。
利益の出るビジネスに成長させたい。ベトナムのプラスチック業界は、5年間で生産量を160万トンから400万トンへと驚異的な伸張を達成した。今回のセ
ミナーも日本のトップレベルの技術者が、
50年の経験・歴史を元に分野別の「ステップUP技術の講義」
を行う。
<JICA:石田所長>
JICAは、ODA援助を企画する国際協力機構。
ベトナムには、1992年本格支援開始以来20年。日本の重要なパートナーとなっている。昨年は、1600億円を援助している・・・ベトナムにとって最大の支援国が日本。2020年にベトナムは工業立国化を目指し、大きく5つの戦略を持っている。プラ加工技術が、その5つの戦略を下支えしてくれる。セミナーでは、世界トップレベルの加工技術を紹介する。また、企業現場を訪問し、実態に即したアドバイスを提供し、利益向上にも協力をする。
<JETRO:安住所長>
JETROは日本企業の海外進出を支援する組織。目的の為、
予算の半分はベトナム企業にも直接投資する。日本の進出企業の困窮点は、現地企業の力不足。
技術保有現地人を渇望している。NICD社のユン社長は、日本総領事館が表彰した 初めての人で、此の素晴らしい環境下で、種々の先進技術習得を期待する。
長谷川理事長より
ベトナム技術者:技術認定制度の説明
・今回のプロジェクトを受講し、高レベル技術習得者に成った方に、
認定証を授与する。
特別報告 伊津野JICA:SVより
・JICAシニアボランティアの報告・・・派遣先での指導内容は、
5S管理:40%、生産管理:28%、
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